ストレスなく食生活を改善する事が重要なカギ!
リコード法の1つ『ケトフレックス12/3(トゥエルブスリー)』は食生活を改善する
少しだけマジメな話…

現代社会において、私たちの身近にある中毒性の高いトップ3は、タバコ,砂糖,小麦である事をしっていますか?
また、私達人類の食の原点といえば、農耕をイメージする方が大半ではないでしょうか?
しかし、農耕の歴史は6,500年しか経過しておらず、歴史が記されるようになってから現在までの0.002%に過ぎません。
残りの99.9%以上が食べるものもままならない、極限時代に確立された食事内容なのです。
この歴史を客観的に考えても、私たちの遺伝子の大部分は狩猟・採集時代に確立されたときのままであることが分かります。
この様な人類の進化と食事の移り変わりから見て、人類に合った食事は「原始人食」で、遺伝子レベルで体にあっていると言われています。
原始人食で推奨しているのは主に以下7種類。
@肉類(脂肪分をなるべくカットする)
A魚介類
B野菜類(ジャガイモは除く)
C海藻類、キノコ類
D果物類(バナナ、ブドウ、マンゴーは除く)
E日本の発酵食品(乳製品は除く)
Fタマゴ
最近よく聞く『生活習慣病』は、恵まれた環境によって生まれたものです。
糖尿病、肥満症、高脂血症、高血圧症、大腸がん、歯周病などが挙げられます。
アルツハイマー型認知症も現代病の1つではないでしょうか?
現在、認知症に特効薬はありません。
しかし、ブレデセン博士が考えた『リコード法』は生活習慣を見直す事にあります。
まずは食生活から!
もう少しマジメな話は続きますが、最後に楽になる食生活のコツを公開します!
まずは1ヶ月を目標に頑張りましょう!
これから読み進めていくうちに途中で『じゃぁ、何食べれば良いんだよ!』って思うかもしれませんが、ページ下部の『最後に』を参照してみて下さい。
それほど辛いものではありませんよ(^^♪後ほどレシピも公開します!
『ケトフレックス12/3』とは
1.ケト:体が脂肪を燃焼する、軽い「ケトーシス状態」にする

ケトーシスとは肝臓が脂肪を分解し、ケトン体と呼ばれる特有の化学物質を生産するプロセス。
この状態は体のエネルギー源である炭水化物が足りなくなると起こる。
軽いケトーシス状態が認知機能には最適だという事が明らかになっている。
ケトン体の1部はニューロンやシナプスを支える重要な分子である。
【具体例】
ケトーシスを促進する為には低炭水化物食(低糖質制限)にする。
・糖類、パン、ジャガイモ、白米、ソフトドリンク、アルコール、キャンディー、ケーキ、加工食品などの摂取を最小限に心掛ける。
※最初の1ヶ月は極力アルコールの摂取は控えましょう
・エネルギー代謝の順序としては、アルコール>>糖質>>脂質>>タンパク質の順になるそうです。
・アルコール代謝が優先される為、ケトーシス状態になりにくくなります。
・いくら糖質をおさえても、アルコールが先に代謝されてしまえば、肝心の脂肪は燃焼されません。
2.フレックス:穏やかな菜食主義(フレキシタリアンダイエット)を目指す。

主に植物を基本とした食事で特に非でんぷん質の野菜に焦点を置いている。
≪詳細≫
GI値の低い食事を心掛ける
フルーツジュースより果物を丸ごと摂取する
・マンゴーやパパイヤなどのトロピカルフルーツはGIがかなり高いため、ベリー類・レモン・ライム・完熟トマト・アボカドを摂取する
単純炭水化物、飽和脂肪、食物繊維の欠乏は避ける事
グルテンと乳製品はできるだけ避ける
解毒作用のある植物を摂取する事で毒素を減らす
・デトックスを考える
良質の脂肪(不飽和脂肪酸)を食事に取り入れる
加工食品を避け、自然食品を摂取する
天然のSMASH魚(サケ、サバ、イワシ、ニシン、カタクチイワシ)をたまに取る
なるべく肉はメインではなく味付けとして加える
・タンパク質は豆類、大豆、卵、ナッツなどからも摂取できる
プロバイオティクスやプレバイオティクスを取り入れる(リーキーガット修復後)
・腸を回復させた後、キムチ、ザワークラウト、酢漬け、みそ汁、コンブチャなど
・クズイモ、玉ねぎ、ニンニク、生の長ネギ、生のキクイモ、タンポポの若葉など
【年齢が50歳を超えている場合に心掛けたい事】
なるべく食事と一緒に消化酵素を摂取する
調理による食品へのダメージを回避する
・煮る、蒸す、炊くなど水を利用した湿式加熱調理、または短時間調理、低温調理
・レモン、ライム、酢などの酸性の食材の使用
・なるべくグリルやロースト、また焦がしたり、ゆでたり、揚げたりはしない
特定の薬草がシナプスの機能に効果的である
・詳しくはコチラの本で
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3.12/3:朝ごはんまで12時間開ける、夜ご飯や夜食は就寝3時間前まで(プチ断食)

『12/3』は空腹時間を示している。
・絶食はブドウ糖を貯蔵し、肝臓に蓄積していたグリコーゲンを激減させケトーシスを促進する。
また、インスリン感受性を改善させることで認知機能を高める。
『12』はその日に最後に食べたものから、次の日に最初に食べるものまで12時間空けること。【プチ断食】
・例えば、本日の夕食を20時に終えたら、次の日の朝食は8時となる。
・また、親が認知症の場合は、なるべく14〜16時間空けた方が良い。
(細胞を構成する成分をリサイクルし、ダメージを受けたタンパク質やミトコンドリアを破壊する自食作用【オートファジー】を促すため)
『3』は就寝前3時間は何も食べない(スナック菓子等も禁止です)
・就寝前にインスリン値を急上昇させない為。
・インスリン値の急上昇はインスリン抵抗性の原因だけでなく、睡眠や免疫機能に役立つメラトニンや成長ホルモンを抑制してしまい、体の修復も出来なくなります。
※睡眠に関しては『睡眠を考える』で詳しく説明します。
起床後はうがいをした後に解毒剤として、レモン水(氷無し)から飲み始めると良い。
・レモンは肝臓への刺激やビタミンCの供給など、いくつかの機能を果たしながら解毒にも役立つ。
・常温のミネラルウォーターでも良い
※解毒に関しては『デトックスを考える』で詳しく説明します。
【ケトーシス状態のメカニズム】
〇炭水化物燃焼優位モードから脂肪燃焼優位モードに切り替わり、ブドウ糖ではなく、脂肪を分解しエネルギーを作り出すようになります。
〇脂肪を燃焼しエネルギーを生成する際に肝臓で作られる代謝産物がケトン体。
〇ケトン体は脳などの細胞へのエネルギー源として利用されます。
〇さらに、ケトーシス状態は脳内のミトコンドリア濃度を高め、脳を冴えさせ、判断力や精神状態を向上させる、という研究結果が報告されています
〇肝臓が脂肪を燃焼するモードになれば、自身の体脂肪をどんどん燃焼することが期待できます。
【ケトーシス状態になった時の変化】
〇午後の眠気がなくなる
〇食間の空腹感がなくなり、食欲も減少する
〇筋肉量が増加する
〇血糖値が下がる
〇代謝機能が向上しメタボ対策になる
〇善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減らす
●甘酸っぱい様なケトン臭が口臭、体臭として出る
●こむら返り(筋痙攣)が起こりやすくなる
【ケトン臭対策】
ケトン臭とは甘酸っぱいニオイで熟し過ぎたリンゴの様な匂いです。
ワキガや加齢臭といった類ではありませんし、ケトン臭が体から匂うという事は、見事ケトーシス状態になっている証なのですが、今までと違うニオイは気になるものですね…
しっかりとプラスになる対策を取りましょう!
口臭 ⇒ デトックスを考える(オイルプリング)
体臭 ⇒ デトックスを考える(水)
【こむら返り対策】
始めの頃は、電解質や水分の摂取が足りなくなる場合があります。電解質のバランスの悪さが、こむら返りを引き起こします。
・カリウムとマグネシウムをしっかり取ること基本はお肉をしっかり食べる。
・バナナは糖分が多いのでNG!アボカドがベストです。バナナの2倍のカリウム含有量です。
・ マグネシウムは生ほうれん草、ブラジルナッツ、アーモンドから摂取しましょう。
・塩分をしっかり摂る。(高血圧の方は注意) 肉からで十分です。
・水を十分にとる。
最後に…
【よりケトーシス状態にするには】
炭水化物燃焼優位モードから脂肪燃焼優位モードに切り替わる時、無性に炭水化物が欲しくなるか、気だるくなる場合があります。
そんな時は、MCTオイル(中鎖脂肪酸油)小さじ一杯程度摂取すると効果的です。
また、エキストラバージンココナッツオイルを1日3回、小さじ一杯〜大さじ一杯程度好きな量を摂取(ブラックコーヒーに混ぜる等)しても構いません。
ただし、一気に摂取してしまうと下痢を発症する恐れがあるため、小さじ一杯から始めると良いでしょう。

ココナッツオイルが苦手な方は、エキストラバージンオリーブオイル、ナッツ類、アボカドなど他のタイプの脂肪に切り替えるのもOKです。
また、MCTオイルとココナッツオイルの摂取はいずれも
〇プチ断食
〇低炭水化物食(糖質制限)
〇適度な運動 ⇒ 運動を考える
をセットでやれば、より効果があります。
まずは1か月、頑張ってみましょう!




